The Blue Album リリースノート

それにしても、最後に書いたのっていつだったろうか?

そんなくらいに時間が経ってしまった。頭の中では考えてることが沢山ありすぎて、考えてるうちにものすごく長くなっちゃって、で、書く前に疲れちゃって、明日にしよう。。。とかやってるうちにまた違うことを考え出しちゃったりして。。。どんどん考えてることが溜まっていく中、全部先延ばしにするもんだから、何も吐き出さないまま。。。そんなことをしているうちに。。。もしかして、2年くらい経っちゃった?笑。

なんか、消化不良な気分でもあるけれど、考えていたことを全部最初から書こうとしたら延々に終わらなさそうなので、気が向いた時に書こうかな、って感覚にしておきます。まあ、それはさて置き。。。

実は、久しぶりに、というか、よくよく考えてみたら、5年ぶりにアルバムを出そうと思っています。本当だったら、The Moments Captured のすぐ後に出したかったんですけど、曲のタイトルをずっと悩んでたり(ほら、歌詞ないから結構重要なんだって、笑)、他のプロジェクトに携わっていたっていうのもあったり(タイミング逃して告知し損ない)、その直後にコロナで世の中が混沌としていたり。。。で、そろそろ落ち着いて来たと思ったら、今度はロシア、ウクライナの戦争が始まったりで、もう、全然タイミングが掴めないまま、今に至ってしまいました。アメリカは問題だらけでニュースは盛り上がっていますけど(正直、本当に参る)、もうこれ以上待っていても、自分の順番がまわって来るわけでもなさそうなので、このタイミングで勘弁してください。まあ、問題だらけってのは日本もそうか。。。苦笑。

ってなわけで、世間のドタバタが収まるのを待たずのリリースですが、きっとこのタイミングはアルバムのトーンにピッタリなんじゃないかなと個人的には思っています。

ちょっと話が脱線しますが、

リリースのタイミングを待っていた5年間、音楽の聴き方?だったり、制作手段、それはテクノロジーなども含め、だいぶ変化したよなぁ、っていうのが実感です。自分はある意味、最近のポピュラーミュージック的なアプローチからかけ離れた、というか、全くもってマイペースな制作をしているのであまり関係はないのかもしれないですが、果たして、こういうアルバムが世の中でどういう受け止められ方をするのか?というのには少し興味があったりもします。というのも、1曲から買えるダウンロードから始まり、ストリーミングやサブスクリプションモデルが主流となった現在、1アーティストのアルバムを最初から最後までじっくり黙って聴く人達って一体、どのくらいいるんだろうか?という単純な疑問があるわけです。かつてはアーティストの新譜が雑誌でレビューされて、わざわざレコード屋に行って買うまでは聴けなかったのが、今では手のひらに収まるサイズのマルチデバイスからお気に入りのサイトを訪れて、ワンクリックでさて今日はどのプレイリストを聴こうかな?ってな時代になったわけです。どう音楽を消費するかという選択肢は増えたので、それはリスナーでもある自分としても有難いのですが、特に以前の時代を知らない世代にとってのアーティストの位置っていうのはどういうとこにあるのだろうか?という興味もあるわけです。まあ、なんだかどんどん話が脱線しまくっているので元に戻しますが。。。(こういうディスカッションはまた改めて別の機会にして。。。)

自分の場合は、次やるやつは「こういうコンセプト」、って決めちゃってから制作したりすることが多いので、もし、「よし、そんなに言うなら聴いてやろうじゃないか」という方は、最初に聴くときは、ぜひ、アルバム全体が1曲というか、「ああ、今は第◯楽章なんだ」、っていうような感覚で、あ、いや、違うな、「映画を観るような感覚」で、頭からケツまで通して聴いてもらえると幸いです。

あからさまな例だと、多分、ピンクフロイドのアルバムなんかはそうなってるんじゃないかなぁ?まあ、少し、話がそれましたが、

今回のテーマは、BLUE。色がブルーなんじゃなくって、心がブルーってやつ。

以前はどちらかというと、空間演出的というか、雰囲気を作ることに重点を置いて制作していたわけですが、今回は内面を具現化した、というようなイメージです。制作視点で言えば、客観的に対して、主観的っていう表現をするのが一番単純でわかりやすいかもですね。

要は、行き所もないどうしようもない感情が溢れ出て来たそのまんまを拾ったっていう単純な話なんですが、笑。そういう意味ではホント、自分としては、何年振り、いや何十年ぶりかのRAWなアルバムかもな、と思っています。そういう意味では、アルバムのトーンは Ambient とか、Chill ですが、根本的なコンセプトはアンビエントミュージックの全く逆の位置です。

この「何処にも行きどころがない感情をアンビエントミュージックで叫ぶ」という矛盾、なんでいつもそういう無茶をするんだという、この馬鹿さ加減もついでに楽しんで頂けたらと思っている次第です。

具体的な出来事を書いてしまうと本になってしまうので割愛しますが、何年か前に起きた個人的に起きた惨害と世間で起きているディストピアがシンクロしている最中に出来たアルバム、なんだか、こんな風に書くと、思いっきり真っ暗なイメージになっちゃってますが、暗い中に、わずかに霞んで見える光を目印に前に進んでいくようなイメージのアルバムになったんじゃないかな?と思っています。

正直、今までの音楽人生の中で、音楽を描きはじめた頃の初心を思い出させられたというか、なんか自分の原動力の原点に戻った気がしたような、個人的には非常に貴重なアルバムでもあります。

ちょっと時間かかったけれど、やっと戻ってきた気分です。

そう、思わせてくれた今回の音楽制作の旅。興味がありましたら是非ともご視聴&気に入ってもらえたら共有よろしくです。

自分の中では勝手に大ヒットしているので(笑)、よろしかったら聴いてみてください。


あ、そういえば、リンク貼るのを忘れてました。

基本的に、Spotify、Amazon Music などのメジャーなサイトでストリーミングやら購入は可能ですが、とりあえず、ここには Apple Music のリンクを貼っておきます。



というわけで、ものすご〜く久しぶりの投稿になりましたが、これからはなるべく間隔あけずに更新するように心がけますので、またこれからもお付き合いよろしくです。