Continental Divide

さて、やっと冬も終わったし、ボチボチまた音楽制作したり他のことを考えたりするか。。。なんて思って気づいたら、もうすでに半袖の季節になっていた今日この頃。。。

なんだかんだ言って、もう1年も何も書いてなかったことに今さら気づいているところでもあります。よくよく考えてみたら、ブログ、こんなに間を開けたこともなかったかもだね。

未だに編集待ち?の映画のサントラも、グラフィック待ちで未だリリースされていない某レーベルのヴァイナル用のトラックも。。。曲のタイトルつけてないからリリースのしようがない自身のアルバムも。。。去年の時点で音だけはすでに出来上がっているのだけれども。。。ん〜、世間に出てないから、なんかこうスッキリ出来ないよなぁ〜。。。と。

まあ、「待っていたところで、出る時にしか出ない。。。」…か。

と、そう思って他のことをしているうちに、ふと自分の中にあった何から解放されて、気が楽になったっていうのもあるのかもしれない。。。そんなこともあってか、もう完全にこれにハマってしまっている自分がいる。



なんで、今さらこんなにハマるのだろうか?などと、よく考える。。。平ったく言ってしまえば、「山の上へ行って、そこから下って行くという単純作業」だ。どういうコンディションの時に、どういうルートでどういう風に下って行くかという難易度を上げて行けば行く程、その道具にかかる費用と、自分の体にかかる負荷はどんどん増して行くというゲーム。。。当然、今さらレーサーになろうと思っているわけでもなければ、誰と競っているわけでもないのだけれども。。。

なのに、なんでそこまでするんだ、俺、笑。

と、思うわけである。。。ちゃんとした理由は自分でもよくわからない。ただ、その衝動だけは抑えようもないし、抑える理由もみつからないので、じゃあ、行くか、ってことになる。。。

Head Strong Instinct Ti 
そんなこともあって、地元の雪が溶けても終われず、今シーズンは勢い余って、雪を追いかけてわざわざロッキー山脈まで行ってしまった。標高4000メートル。流石に酸は薄かった、笑。

自分が普段乗ってる板だと、(特に午後になると)雪が降ったまま放ったらかしのデコボコビッグマウンテンではかなり無理があるということに気付かされた。

そんなわけで、翌日、早速、以前からリサーチして気になっていた Nordica の Enoforcer 100というフリーライドの機種を借りて試走。2枚のメタルでサンドイッチされたウッドコアとカーボン、更にフルサイドウォールときた。もうこれでもか!ってくらいのフル装備。自分が持って来た Head がマツダのロードスターだとしたら、Enforcer 100 は V8 エンジンを積んだ 4x4 のフルサイズピックアップトラックだ。おいおい、ヤバいぞ、これ。どんな荒地でも関係なく滑れる、笑。今乗ってる自分の板だと、デコボコをよけながら滑っていたのだけど、こいつはとっ散らかってるところを蹴散らして滑って行ける。。。そうか、こういう山はこういうので攻めるのか。。。ということを知ってしまった故に、結局、帰宅後、やっぱり欲しくなってしまって、結局、抑え切れず購入に至ってしまった。一体、どんだけムキになってるんだ、って話なんだが。。。(ん〜、罠だらけだ、笑。)

って言うか、始める前は、グルーマー、要は整地されているルートを気持ちよくクルーズ出来きたら気持ちいいかな、ってくらいの軽い気持ちだった筈なのに、何故か、スキーに行く度に、スピードは加速して行く一方だし、つい、山を見ると、「ん〜、あそこはどうすれば滑って降りて行けるんだろうか?」なんてことを、真面目に考えている自分に気づいたりする始末の最近であったりする。




なんだか、音楽を始めて間もない時の感覚に似ている。こう滑ったら、こうなるかな?とか、ここをどうやって攻めるか?とか、この板はこういう形でこういう素材をこう組み合わせてるからこういう特性があるのかぁ〜、とか、メンテやらチューニングやら。。。この思考パターンは音楽をやってる時とほぼ同じなのかもしれない。なるほどね、自分はこういうことを考えたり、やったりするのが好きなんだな。。。と、そんなことにも気付かされたりもする今日この頃である。

しかし、この歳になって、こういう感覚を再体験出来る自分は結構ラッキーなのかもな、とも思えたりもする。

音楽とスキーだと、だいぶ違うけれども、楽器と板が結果的にもたらす、センセーションっていう次元で考えたら、似てるのかもなぁ〜と。どっちも結局、

「おぉ〜、イェ〜イ」って気分になるのはどっちも一緒だもんな。



Nordica Enforcer 100
そんなこともあって、レーベルや制作者の都合で未だ世に出てない音源は、ある意味、もうのんびり待つしかないんだろう、という風に最近ではカリカリせずに居られる自分もいたりするのである。

なんだか不思議な感覚ではあるけれど、ここ1年、いろいろと自分の物事に対するスタンスは確実になって来ているな、ということを実感させられている。まあ、結局、楽しめなきゃ、生きてる意味がないよな、ってことなんだと自分では理解しているのだけれども。

なんていうか、歳を重ねて行くごとに確実に感じていることなんだけれども、結局、どう頑張ったって、やっぱり体がちゃんと動いてくれる時間っていうのはどんどん減って行く。。。遅らせることは出来ても、どうしても避けられない。。。そういうことを頭じゃなくて、最近は特に体で感じるわけだ。そうすると、自ずと物事を選択するスピードっていうのも自然と早くなるやね。

要は、結局、なんが言いたいかっていうと、もう俺は

「ティーネイジャーの恋愛みたいなスピードや、方法でしか進まないような事」

に付き合うのに嫌気がさしちゃってるんだな、多分、笑。

まあ、こういうことを書き出すとキリがなくなりそうなので、今夜はこの辺でおやすみなさいということにしておきます。

もう今年、ほぼ半分過ぎちゃったけど、Happy New Year! & ネタが物凄い季節はずれで申し訳い、苦笑。


ってなわけで、また次回!


追記:
っていうか、このブログの更新のスピードこそ、ティーネイジャーの恋愛のスピードだよなぁ。。。


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