5.30.2017

ユートピア

明けましておめでとうございます。

。。。って遅すぎだろって話なわけですが、今年に入って最初に書くブログなのでいちおう挨拶しておこうかと。そんなわけで今年最後のブログにならないように頑張ります。っていうか、頑張るもクソもないわけなんだけど。

いや、なかなか時間がないというか、つい、まあ、いいかモードになってしまうわけですよ。頭の中で考えていることが逆に沢山ありすぎていちいち書いていたら逆に時間が全くなくなっちゃうだろって感じなわけです。

まあ、そんなわけで、いろいろなことが最近頭の中をグルグルとしているわけです。。。


あれはかれこれ、15年以上も前の話だったか。。。10年ちかく住んだカリフォルニア州、サンディエゴに別れを告げ、人生いまさらになって振り出しかよ(トホホ)、ってな状態で日本に帰国したのが2001年の冬。


成田に飛行機が到着するってアナウンスが聞こえて目を覚ますと、窓から桃色をした夕日が雲の間から見えていた。よりにもよって、その情景はまさに日本画のようで、エキゾチックでもあり、綺麗だったけれど、「あ〜あ、着いちゃったか」って思わず口にしたのを覚えている。サンディエゴの空港を飛び立ったときは、そらはいつものように青くって、相変わらずの良い天気。。。10時間飛ぶと、それが、これだもんな、って。。。たった10時間の距離なのに、今までのあれは夢だったのか?と思うくらいの遠さを感じた。

とりあえず、空港を出て、喫煙所へ向かい、一服。

すると、スーツを着たビジネスマンがスーツケースを引きずって喫煙所に入ってきた。携帯電話で取引先の人と話をしている。どうやらこれから海外出張らしく、なんだかえらく得意そうな感じだ。こっちはなんだか完全にヒッピーで、お前一体どっから来たの?っていうようなどうでも良いようなカッコでガックリ疲れ顔。

。。。オヤジ、電話越しに、ハイハイ言いながら、頭さげんのどうにかしろよっ!どっちにしたって、相手は見えねぇ〜んだし、だいたいそのかしこまり方がすんげ〜ダサいんだけど。。。なんか、面倒くせぇ〜とこ来ちゃったなぁ〜。。。と、心の中で文句を垂れる俺。

う〜ん、非常にしまった。。。しまったところにたどり着いてしまった。。。
よりによってここから振り出しとは。。。



そう考えると、馴れって恐ろしい。



最近、東京に住んでいた頃のことを時々思い出す。
人と人との不思議な距離感。これは都会、っていうか、東京の距離感?なのかなぁ?。何処にいっても人、人、人。知らない人とは言え、毎日同じ時間に電車に乗れば、同じ場所に同じやつが居る。でも、みんな、話しかけたりはしないよね。当たり前だよ、って言うかもだけど、20年前の自分だったら、なんかの機会があれば普通に話しかけていた距離感かもとふと思った。カリフォルニアにいた頃は2回目に同じやつにばったり会ったら、そこに会話が会ったような気がするし、そういう風にしていろんな人と繋がっていった。初対面のやつでも気があって話が盛り上がったりして夜が遅くなっちゃったら、そっちが気になんないんだったら泊まってけば?って。(そういえば、そういう空気がまだ自分にもあったのか、以前、都内の公園でホームレスに普通に話しかけられたことがあった。どっかで拾ったビタミン剤が英語表記で読めなかったらしく、俺に飲んでも大丈夫なのかって聞いてきた。。。「ああ、これビタミン剤だから大丈夫だよ」って普通に返して話をしていたら、そこに居合わせていた子供を公園で遊ばせていたお母さん連中はそのやりとり見てキョトン顏。逆にこっちがそのキョトン顏見て、あ、そーか、ホームレスは居ても居ないように振る舞う感じにしてるのがこの国か、とハッとしたことを思い出した。※脱線失敬)


距離感の話に戻るけど。。。例えば、東京にいた頃の人との距離感って今思うと、すごいなって。マンションに住んでれば隣に住んでるやつとは壁一枚の距離。でも、機会が無きゃ、話しもしないし、干渉もしない。いつの間にか引っ越して居なくなってたりもする。良いのか悪いのかはわからないけれど、こういう距離感でプライバシーがあるのはある意味すごい。逆に現在住んでいる環境はそういう意味では非常に面倒くさい。隣の家まではだいぶ離れてるんだけど、なんか近いわけ。町がちいさければ、ちいさいほど、プライバシーは無いと考えた方が良いんじゃ無いかって。「そういえば、昨日、ガソリンスタンドで何々買ってたよね」とか、レストランで飯食ってたら、すぐ出くわしちゃうとか。。。もう、どこに行ったらひとりでゆっくりできるわけ?みたいな。。。もしこいつらが壁一枚越しに住んでいたら。。。と思うと。。。いや、想像する前に脳がシャットダウンするって。


人口が少なかったり、ダイバーシティがないと、こういうことが起きるわけだ。
同じ国に帰ってきたはずなんだけど、だいぶテンション違うよなぁ。。。


←は毎年やってくる地元のカーニバルのメリーゴーランド。よく映画に出てくる、小さな町にやってくる移動遊園地のワンシーンを想像してもらえれば、イメージはまさにそれである。子供は楽しそうなんで、まあ、それはそれで良いかと思うものの、やっぱり田舎だよなぁ〜、と思い知らされる瞬間でもある。子供がずっと小さければ微笑ましいと思える一コマでもあるけれど、このまま一生これしか知らないで育っていったら、と考えると、いや、それはまずいぞ、と思ったりもする瞬間でもある。自分がすでにジジイであれば、まあ、なんかのん気で楽だなとも思ったりするものの、いろいろ考えると、また頭がグルグルしてしまう。さあ、どうするのが一番いいもんだろうか。。。なんてね。。。


まあ、そんなことを考えてたりしてるうちに、ふと。。。


今住んでいるようなところの方が、実はアメリカなんじゃないか?って最近思うようになった。実際に何かが起こって、斬新な考え方が生まれて、何かが変わっていくのはニューヨークだったり、LAだったりの大きな都市からなのは間違いないとは思うけれど、実際に地図を広げてデモグラフィックをみてみると、アメリカの大部分は、今、俺が住んでいるような環境だったりするんだよなって。。。まあ、いまさらなんだけれど、実感してみるのと、データをみて、「だろうな。。。」って想像するのとではギャップがありすぎる。


だからトランプが当選する。


そんな思考から脱出して一息つきたいとき、行ったりする場所がある。



















ここは、おじさんが何十年も前から借りている場所で、シューティングの練習やら、ハンティングやら、河で釣り、男同士でだらだらする逃げ場所?として使っているらしい。子供が小さかった頃は家族の別荘的な場所として使っていたみたいだけれど、今では完全に「山の中にある隠れ家」である。「芝が伸びてきたから、刈ってくる」という口実で来るらしい、笑。
















ここは、自分が住んでる町から、約40分くらい車を走らせた場所で、Fish Creek という地域。携帯の電波も繋がらないし、水も井戸からひいてくるという、まあなんとも時間がゆっくりと流れてくれる場所だ。シャワーは家の中になくて、要は外で水浴び。トイレも家の中にはなくって、庭の奥の方へ歩いて行くと、俗にいう厠が設置されている。っていうか、トイレがなかったので、おじさんが建てたらしい。まあ、なにしろ、ここに着く頃には道の舗装もほぼおろそかになっているような状態。あ、それでも、いちおうラジオの電波は飛んでくるかな。まわりに何もないだけに。。。(でも、クラシックロックとカントリーミュージックくらいしか入ってこないし。。。そりゃそうだよね、笑)


















道の向かいには小川が流れていて、なんだか、これがまたリラックスできる。手漕ぎボートで行くクルージングがなんか良い感じ。


















まあ、なにしろ、本当に何もない、といっていい場所だ。だから、


「何もしなくても良い」、っていう場所でもある。


なんか皮肉な話なんだけれど、十分田舎に住んでいるにもかかわらず、さらに田舎地域に休息にくるという、この状況、笑。精神統一は庭に的を作って撃つ実弾射撃。どんなメディテーションの方法なんだっての。。。ちなみに、フリスビーなんかがあると、子供の時のテンションに戻れたりする。


ここに居ると、ああ、なんかいい曲書けるな、この感じ。。。って、インスピレーションがわいて、頭んなかで流れてくる。でも、途中で、ハッとして、


「ってか、書かなきゃ、ならんのか?」ってな気分にもなったりする。


それが、良いのか、悪いのか、それは俺にも未だによく分からない。


















そんなことを考えたり、体験しながら過ぎていった2年。

一体、俺は何処へ行きたいんだろうか?っていう単純な質問があったりする。
なんだかんだ言って、実は、やりたいことはだいぶ減ってきた。というのも、基本がせっかちなので、やりたいなと思ったことは大概、だいたいやってきたってのもあるし、着いてみたらなんか虚しかったとか、やってるうちに頭んなかで結論出ちゃってなんか冷めたとか、まあいろいろと理由はあるものの、自分をエキサイティングな気持ちにさせてくれるようなことに遭遇する機会は確実に減ってきた。若い頃にやったアホなこと、ってのは当時は面白かったけど、今はやる元気もなければ、もうすでに体験しちゃったことだから、新鮮でもなんでもないわけで、まったく刺激にならないからやる気にもなれない。そういうのが「減ってきた」内訳なんだろうとは思うけれど。。。同じことを何度やっても楽しめるバカだったらある意味幸せなんだろうけれど、そうじゃないから面倒くさい。


そんなわけで、今年の5月にまたひとつ歳をとり、人生の折り返し地点と言ってもおかしくないところにも来ていたりもするわけだけど、また懲りずに次のユートピアを探して行くか、なんて思っている今日この頃だったりしている。


P.S.

今年の夏はバージニアビーチを偵察に行こうかなという予定


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